ウヨクのつぶやき(旧観察台湾)

元々は台湾の政治、文化、芸能など、台湾ネタを扱っていましたが、今は気ままな浪漫派ウヨクの思いつきを書いています。たまに、台湾にも触れていきたいです。

台湾の慰安婦2

台湾の中国時報が9月に報じた記事です。


ニュースソースは中国の中国新聞網というサイトで、同記事を中国時報が簡単にまとめて紹介した形になっています。中国の日本戦犯報道、と聞いただけで皮肉な笑みがこぼれる方、アレルギー反応が現われる方、等等それぞれ反応をお持ちの方々もいらっしゃるでしょうが、ものはためしといいますから、よろしければご覧ください。

 

中韓関係に関しては、ニュースソースの不確かな半ば都市伝説のような「反日言説」をたまに見かけますが、下記の記事は当然ソースを明示しておきますので、ご安心ください。

 

(ところで、今回は何も記事のご紹介そのものが目玉ではありません。中国の記事が下記のような形で台湾でも新聞報道として世に出ている、という点が気になったもので、あえて「トンデモ」記事をご紹介いたしました。)

 

↓↓↓↓

~日本軍、糧食不足により慰安婦を殺しその肉を食べる~

 

最近、大陸で立て続けに第二次大戦における日本軍戦犯史料の研究結果が公表され、日本軍が中国侵略時に犯した数々の悪行が再度明らかにされた。そのうちある戦犯は、当時山東省で日本軍が新兵の教育訓練を行っていた際、中国人捕虜を使って刺殺の訓練を行っていたと認めた。彼は、日本軍が中国人婦女を強制徴発するのをたびたび目にしたと証言。さらには、日本の兵士が食糧不足のために慰安婦を殺しその肉を食べ、同じ部隊の兵士にもその肉を配り食べさせていたという。

 

今年9月2日は中国の対日抗戦勝利69周年の記念日だ。大陸の遼寧省社会科学企画基金弁公室は抗日戦勝利を記念するため、中国大陸で改造を受けた8名の日本戦犯の口述記録を、近日立て続けに発表した。この8名の戦犯は自らが当時中国で行った悪行について述べ、二度とは戦争を起こさないと誓いを立てた。

 

石渡毅という名の日本人戦犯は、1941年に入隊、かつて日本軍第59師団第54旅団第111大隊機関銃中隊の下士官である軍曹を務めた。彼は供述の中で、山東省の索格荘で重大な戦争犯罪をおかしたと認めた。石渡毅は大隊長の命令の元で、30人の新兵教育訓練中に生きた人間を使って刺殺訓練を行い、交代で4人の中国人捕虜を殺した。

 

石渡毅は言う。日本軍の占領区域では、中国軍人だろうが一般人だろうが、日本軍はいつでも好き勝手に殺した。強姦も、言うまでもない。強姦は、多く発生したが、日本軍の目にはいつものこととして映っていた。治安区部隊には慰安所が設置されていたが、わずかな金を払いさえすれば、慰安所にいる中国人婦女、韓国人婦女と性交渉が持てた。これは日本軍の部隊の中では常の事だった。石渡毅が所属した部隊は、済南に「軍人クラブ」を設けていたが、軍人の日用品を販売するほかに、慰安婦もいたという。

 

石渡毅は次のように回想する。日本軍によって捕らえられて来た捕虜の中に、ある女性がいた。はじめ、ある下士官慰安婦にさせられた。索格荘に長く駐留するうちに、食糧の供給が徐々に難しくなり、下士官は彼女を殺した後、その肉を食べた。しかも、自分で食べるだけではなく、中隊の人間にも大隊本部から送られてきた肉だとうそをついて中隊の人間みんなに食べさせた。撫順の戦犯管理所で、下士官はこの件に関してすでに供述を行い、認めている。

 

研究統計が明らかにするところによると、第二次大戦中に日本軍に迫られ強制的に性奴隷とされた被害者は、40万人に上る。そのうちの大部分は中国人婦女だ。また、多くの日本本国の子女もその中には含まれている。彼女たちは強制徴発され、日本軍の従軍慰安婦として苦痛を受けた。日本軍は慰安婦を軍需品としてみなし、75%の慰安婦が蹂躙され死んでいった。

 

石渡毅は、中国政府と人民は日本の戦犯を手厚く扱い、彼らを帰国させたことについて、奇蹟であると考えている。普通一般の人民や国家ではなしえないことだ。石渡毅は過去について謝罪すると同時に、二度とは戦争を起こさず、平和と日中友好のために終生努力すると誓った。また、日本の教師は教育を通じ、平和と真理を熱愛する青少年を育成するようにと呼びかけた。

↑↑↑↑


日軍缺糧 殺慰安婦吃肉 - 中時電子報

 

中国で改造を施された日本の戦犯の証言ですか…ほほー、なるほど。中国の当局機関が行ったヒアリングで…へー。


ニュース大本の中国新聞網では、石渡氏の証言がもっと長々と掲載されています。

 

「私は、中国の撫順戦犯管理所で思想改造を受け、郵政局局長の地位にありました。定年退職をしたあとは、“中帰連”(※)に戻って常任委員を担当し、のちに常任委員長を務めました。私たちは、撫順戦犯管理所の前に謝罪の碑を建立しました。」その石碑には「過去について謝罪すると同時に、二度とは戦争を起こさず、平和と日中友好のために終生努力する」との理念が刻まれている。

 

「現在の日本は独立国家ではありますが、米国の半植民地であるといえます。これは非常に危険なことです。安倍内閣はこの路線をどんどん進めており、こうしたときに、われわれは日中友好こそ真の世界平和の基礎であると信じています。日本が危機の時代ある今、中国の友が援助の手を差し伸べてくれるよう願っています。」

日军强征慰安妇并杀掉吃肉 立下谢罪碑誓不再战-中新网

 

中帰連=「中国帰還者連絡会」、現在は後継組織「撫順の奇蹟を受けつぐ会」となっている。Wikipediaの紹介ですが、そんな組織なのかぁー、とよく分かります(笑)なお、Wikiのページにある「会員」の項「あ行」にある「絵鳩毅」なる人物が、石渡氏のようです。

中国帰還者連絡会 - Wikipedia

 

ちなみに、台湾の従軍慰安婦という題名で今回の記事を載せましたが、台湾の従軍慰安婦と今回の記事、直接の関係はありません。ただ、台湾の大手新聞社によるこうした報道を目にした台湾人の心証として、「慰安婦」という言葉がおよぼす影響はどの程度でしょうか。現在まで出、中国時報の記事には69件のコメントがついています。少し気になりましたので、今回はあえてこの題でご紹介しました。

 

 

慰安婦と戦場の性 (新潮選書)

慰安婦と戦場の性 (新潮選書)

 

 

 

新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論

新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論

 

 

 

“小林よしのり『台湾論』”を超えて―台湾への新しい視座

“小林よしのり『台湾論』”を超えて―台湾への新しい視座