蘇貞昌(民進党前主席、切れかけた電球)
見事カムバックを果たした蔡英文は学者出身の女性政治家。知的な雰囲気と女性独特の柔らかな表情を兼ね備えた、人気政治家だ。
かつて総統選で馬英九に敗れはしたものの、落選後のスピーチでは勝者をたたえ民主政治の発展を呼びかけた。その潔く堂々とした姿は台湾のみならず中国大陸でも感動を呼んだ。今回も圧倒的支持を得て主席に復活するなど、非常に人気が高くイメージも極めて良好だ。
また就任後一週間を経ずして、中国国務院台湾弁公室の張志軍との面会を匂わせるなど、対中関係においても大きな動きを見せるのではないかと注目を集めている(最近の両岸関係については後日まとめてみたい)。
さて一方の蘇貞昌はどうか。まず目につくのが、その禿げ上がった見事な頭!電球というあだ名がつくのも頷ける(気になる方は 蘇貞昌 で検索。まばゆいほどに画像が出てくる)。悲しいかな、芸人にとっては格好の餌食だ。
芸人と奇跡の共演も果たしている!
そんなネタ要素満載の蘇貞昌。先日、某SNSでまたやらかしてくれた。
彼の投稿から抜粋引用:
昨日エレベーターに乗っていたら、途中で大小の荷物を抱えた宅急便の若者が乗ってきた。彼は明らかにびっくり仰天な様子。エレベーターには彼と私の二人きり、そこで「ご苦労さん、こんなに沢山の荷物を抱えてね〜」と言ってみた。すると彼は一気に緊張の糸が切れて、肩の力も抜けてしまったかのよう。「さっきはマジでびっくりして死ぬところだったわ!蘇貞昌かと思ったわ〜 」その時、エレベーターは一階に到着。青年は口笛こそ吹かなかったものの、意気揚々と出ていった。一人残され、私は考えた。果たして何がいけなかったのか...。
これに対して、台湾の皆様は...
「爆笑ーーー!!!」
「もしかしてヅラしてた?」
「明るさが足りなかったんじゃね?」
「ちゃんと磨いとけよ!」
「郭子乾(蘇貞昌 のものまねをする芸人)と間違えたんでしょ」
「ちゃんとコンセントにつなげとかないね!」
など、温かいコメントを寄せていたようで。
先日の学生運動でも、良い存在感を残せなかった蘇貞昌。若者からの支持は今ひとつ欠ける。
切れかけの電球は交換される運命か。民進党の運命やいかに。