観察台湾

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抗日戦争と国共関係

 今年で戦後も70年。

 
中国の習近平は第二次大戦を、反ファシズム戦争勝利の戦争と位置づけ、その中における中国共産党の役割を誇示することで、中国の国際的な威信を高め、日本を牽制し、ひいては自らの権力基盤を固めようとしています。
 
下の記事は、台湾の中国時報の記事。中国時報といえばご存知、バリバリの中国派です。台湾の意見というよりも、あくまで中国国民党の意見として聞いたほうが良さげです。
 
内容は、抗日戦史における共産党の国民党に対する態度の変遷を追ったものです。その絡みから、習近平の最近の動きの意図について探っています。

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~抗日70周年、両岸の発話権~
 
今年は対日抗戦勝利70周年になるが、大陸ではすでに9月3日に「世界反ファシズム戦争勝利」の北京大閲兵の開催を決めている。これは中共総書記習近平の「中国(強国)の夢」の一環としての他に、一歩進んで、両岸間における対日抗戦についての発言権を得ようとする意味もあり、我が方としてはこれに対しどのような態度を取ればよいか。数十年来の悩ましい課題でもある。
 

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1960年以来、中国は大閲兵を3度行ってきた。しかも、開催はすべて10月1日の国慶節であったが、9月の大閲兵開催は習近平が初。国際評論家の多くはこれを、権力掌握後3年に満たない習近平によるひとつの決断であり、中国の不断に成長し続ける軍事力と、軍隊に対する統制力を誇示する目的があると見ている。
 
 
習近平がいかに「中国の夢」を追ってゆくのかはひとまずおいておくとして、大陸が抗日戦争終了を記念した大閱兵を行うことに対し、我が方としての問題は一体誰が対日抗戦の「中心」なのかにある。誰が中華民族を代表し、日本の当時の侵略に対して語ることができるのか?
 
 
大陸の歴史観によると、中国共産党は8年にわたる対日抗戦の中心であり、国民党の対日抗戦は「消極抗戦、積極滅共」であった。また戦場では「不断の敗退、軍隊を失い国土を失う」状態だった。
 
 
この種の史観は、1985年から変更され始める。対日抗戦勝利40周年を記念して,中共機関紙《人民日報》は次のように述べている。「抗日戦争中国共産党が提唱したもので、中国国民党中国共産党の合作を中心とした抗日民族統一戦線の旗幟の下で進行した。」
 
 
抗戦勝利60周年の2005年になると、当時の国民党栄誉主席である連戦の大陸訪問により、国共関係が改善された。当時の中共総書記胡錦濤はさらに立場を調整し始める。曰く、「国民党と共産党は正面の戦場とゲリラ的戦場の任務とを分担し、国民党の軍隊を主体とした正面の戦場では一連の大規模な戦闘を組織し、日本軍に多大な損害を与えた」。
 
 
近年、抗戦の史実に対して、両岸では「共同紀念」、「共同編史」の建議が相次いでいる。しかし、大陸の新リーダー習近平の態度は明らかに異なる。
 
 
去年、抗戦紀念69周年の際、習近平は改めてこう述べた「中国共産党の中心的役割は、中国人民抗日戦争勝利における主役としての位置にある」。国民党の正面の戦場における立ち位置について、習が強調することはなかった。
 
 
いかにして習近平抗日史に対する態度の変化に向き合うか。そして、9月に行われる北京大閱兵に相対するか。口頭での抗議はなんの効き目もないだろう。。
 
 
対日抗戦の歴史の編纂は、必須透過兩岸的協商管道正式進行両岸の交渉のチャンネルを通じて正式に行われるべきだ。そして、台湾による歴史の正しい編纂は確かな民意の支持が必要である。さもなくば、この歴史の解釈権に対する争いに、台湾の勝機はないだろう。
 
 
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