観察台湾

台湾の政治、文化、芸能など、台湾ネタを扱います。

中国人「台湾の未来は俺らが決めるよ。君らも中国人でしょ?文句ある?」

 

一日遅れですが、台湾の自由時報に16日、面白いコラムが載っていました。

 

さすが中国です。台湾にプレッシャーをかけまくり。

 

ちょっと長いですが、中国は台湾をどう見ているか、台湾はそれに対してどう考えているか、を理解するためのヒントになると思います。

 

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〜立法院委員、中国は台湾併合を法制化しようと画策、と批判〜


中国国務院台湾弁公室スポークスマンの、范麗青は11日、台湾の将来は「すべての中国人により決定」すると指摘(※引用者:台南市長の頼清徳が中国訪問中、台湾の将来は台湾人が決める、と発言したことに対抗したものと見られている。范麗青の会見後すぐに台湾総統府も声明を発表。台湾の将来は中華民国憲法の下、台湾人により決定されると表明した)。台湾人民の強烈な抗議を引き起こした。しかし台湾への圧力はこれ一度ではすまなかった。中国の国連副代表王民はこれより早い9日、南シナ海での争いに関して、国連事務総長潘基文時に文書を渡した際、中国はあらゆる適当な方法を用いて「台湾、澎湖地区」を回復する権利を有すると述べた「付属案件」を挟み込んでいた。民進党立法院委員の蔡煌瑯は昨日、「台湾は中華人民共和国に属する」ということを法制化することを狙ったものであると痛烈に批判した。

中国外交部のホームページが8日に発したメモでは、南シナ海の権利が強調され、国連に「981掘削台建設作業:ベトナムの挑発と中国の立場」という文書を提出すると述べられている。さらに国連にたいして、この文書を国連総会の文書として扱い、全加盟国に送付するよう要求した。中国はさらに、国連に対して5件の付属文書を提出。そのうちの付属文書第二の「中華人民共和国政府の領海についての声明」は、台湾の主権に対する深刻な危機であり、加えて范麗青が3日後に発した声明から、中国は台湾に対して、まさに主権に対する全面的な圧力をかけていることがわかる。

中華人民共和国政府の領海についての声明」は1958年に発表された。当時中華人民共和国はまだ国連の加盟国ではない。当該文書は、中国の領海は12海里であること、かつ台湾や澎湖諸島などの島嶼地域にも適用されると強調する。文書の末尾では、台湾と澎湖諸島地区は米国により武力で占領されており、中国政府は一切の適当な方法で、適当な時期に、これらの地区を回復する権利を有すると指摘。この権利は「中国の內政問題であり,外国の干渉を受け付けない」。

蔡煌瑯は次のように批判する。これは中国が国際社会で台湾が中華人民共和国に属するということを再び「法制化」しようとするものである。かつ、国連を通して確認しようとしている、と。彼は、馬英九総統と外交部に対して、速やかに強硬な声明を出し、国連はこの種の文書を受け付けることができないと呼びかけるよう要求。中華民国はこの文書を受け入れないのだ、という決意を知らせるように求めた。

外交部:中国の声明は事実に合致せず

外交部スポークスマンの高安は昨晩、これに応えて次のように発言した。抗日戦勝利後、台湾、澎湖、金門、馬祖は中華民国の統治に復帰した。中華民国中華民国が主権を有することは非常に明確である。中国大陸が1958年に発表した、台湾と澎湖は中国大陸に属するという声明については、事実と合致しない。我が国は当時厳正に抗議した。我が政府は上述の誤った声明を受け入れない、という確固とした立場は「従来から変わらない」。

国連総会決議による香港中国復帰の焼き直し

また、前中興大学企管学部副教授の沈建德は昨日、本紙に投書して指摘した。台南市長賴清德は中国で台湾独立を論じた。中国は陰に陽向に反応を示した。今中国が国連で行っているやり口は、1972年に文書を挟み込むやり方で国連の表決を通じ、香港を中国へ帰属させたのと、「極めて似ている」。

国連の公式ホームページによると、1960年に国連は「植民地独立付与宣言」を発表。「非自治領」に独立の権利を与えた。香港にも当初この権利を適用したが、中国の国連加盟後翌年、国連総会決議を促して香港とマカオを名簿の中から削除させた。これにより、香港とマカオは自治権を行使することができなくなった。

沈建德の投書は全国最大の掲示板「PTT」でかなりの反響を得た。中国は国連で文書を密かに渡した。この件が引き起こしかねない政治的効果について、ネットユーザーは強烈な憂慮を示した。ネットユーザーのMaNeNeは言う。絶対にこれを等閑視してはならない、「最初、香港の主権はこうして盗み取られたんだ!」

 

http://news.ltn.com.tw/news/focus/paper/787900

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中国としては、「台湾は中国の一部、その未来は台湾も含めた全中国人によって決める」、と言いたいようです。しかし、13億人の中国大陸と2300万人の台湾。もし台湾人全員が独立を選択したとしても、13億人相手では多数決で勝負にはならないですよね。いくら統一志向の台湾人でも、これは受け入れる訳にはいかないでしょう…。

 

台湾人と日本精神(リップンチェンシン)―日本人よ胸をはりなさい (小学館文庫)

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